外構について その①
家づくりと外構
家づくりの予算計画で、どうしても課題として後回しになりやすいのが「外構」ではないかとおもいます。隣地との境界のためのブロックの設置などの対応があるため、早めの準備が必要と思いますが、建物が出来上がった後に対応してゆくことが多いことからどうしても下記のようになりやすいように思います。
建物に意識が集中してしまい、
- 家本体の設計で精一杯
- 外構は後で考えればいい
- とりあえず最低限でいい
自身も最初はそう考えていました。
しかし実際には、
外構は「家の完成度」と「暮らしやすさ」を決める重要な家づくりの一部です。
そしてここでの判断は、生活のしやすさ、しづらさにつながりやすい部分であると思います。
外構は生活機能そのものに影響する。
外構は「見た目」だけの問題ではなく、
- 車を使う方は、駐車のしやすさ
- 玄関までの動線
- プライバシー確保
- 防犯性
- 雨の日の使いやすさ
などに関わります。
つまり外構は建物同様、日常の“生活機能そのもの”に影響する場所です。
駐車スペース
広さの事情はもちろんありますが、
そのうえでも、駐車スペースへの配慮が行われないと、
- 車の出し入れがしにくい
- 駐車幅が狭い
- 玄関まで遠い
- 雨の日に濡れる
図面上では問題なくても、実際の生活では大きなストレスになります。
アプローチ設計
- 段差が多い
- 夜暗い
- 雨で滑る
- 遠回りになる
など、毎日の出入りに直結するため影響が大きい部分です。
プライバシーへの配慮
外構が弱いと、
- 室内が丸見えに
- カーテンが必須の生活になりやすい
- 落ち着かないリビング
という問題が生じやすい可能性があります。
フェンス・目隠し不足
- 隣家との距離が近い
- 視線が気になる
- 子どもが外で遊びにくい
後から追加すると高くつく部分です。
外構費について
■外構費の目安
これは規模によると思います。
もともとあったものを活かす方もいらっしゃるので一概にいえないかなと思います。
境界ブロックの長さ、高さ、使用される部材、および土地の条件や希望される内容で大きく変わります。
経験的にはどの工事の時も、希望にあわせて調整したので、結果として当初の見積りよりも高くなってしまいました。
■コストを抑える方法
① 優先順位を決める
- 駐車
- 動線
- プライバシー
② 一気に完成させない
- 段階的に追加
- 将来設計を前提にする
③ “見た目優先”を避ける
- デザインより機能を優先します。
■2回目で気づいた本質
実際に家づくりを経験して感じたのは、
外構は工程上は、 最後の仕上げ にはなりますが、
実際は、生活の完成度を決める建物の設計の一部
ということです。
外構を考えた際に気にしたこと
① 生活動線から設計する
駐車スペースから玄関、そして室内までの流れ。
② 視線対策を最優先する
プライバシー確保は必須。例えば、カーテンをずっと閉めている状態にならないように配慮するなど。
③ 後回しにしない
できるなら建物と同時にすすめられるとよいです。聞いた話では、先に外構の話を始めてから家の建築のことを進める方もいらっしゃるようです。
まとめ
外構は、状況にもよりますが、建物とセットで最初から計画するものと考えておく方が
よいようにおもいます。
決してゴージャスな外構を勧めるわけではなく、家の一部として丁寧につくることで、
生活する家としての完成度が高まるように思います。
外構は 家の外側 ではなく 建物設計の一部といえます。
建物のなかももちろん大切ですので考えることが多いですが、例えば帰ってきたときに見る景色がほっとするとか、安心できるものであると嬉しいですよね。
家づくりの一部としての外構でお気に入りの形が作れる。それはこれから住む自分の家づくりの楽しみの一つかと思います。
これから家づくりをする方の参考になれば幸いです。
次回は業者さんとお話したときのことを交えて記載してゆきたいと思います。
ではまた。

